Atelier TenTen(アトリエテンテン)さんからのご依頼。住宅の玄関引戸です。
風雨に強い杉の赤身だけを使用。バーハンドルも同じ杉材で製作。無塗装で吊り込み・納品をした後、お施主様自ら塗装。塗料は周りの木部と合わせてウッドロングエコを塗装されたようです。
こちらは作業風景。 Atelier TenTen代表 寺田さんの撮影。
玄関を入ってから土間が続きます。古民家や京町屋のミセの様な造りとなっています。
内部建具はラワンフラッシュ戸。同じくお施主様が塗装されるとのことで無塗装仕上げで。
画像は寝室の引戸。引手の中心は建具大手側(側面側)から51㎜に設定。
この51㎜という数字には少々狙いがありまして。
この先「やっぱり鍵をつけたい!」と増設した場合に、鍵の見た目の中心がこの位置なんです。鍵と引手の中心線が揃うように予め51㎜に引手を掘ったわけですね。
長い年月を過ごすうちに家族構成や部屋の使い方が変化していくことも十分あり得ます。それを見越して製作していくのも建具屋の仕事のうちだと考えています。
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